最後の医者は桜を見上げて君を想う

星:30(175)

価格:560円(税抜)

配信形式:ストリーミング, ダウンロード

続々重版、15万部突破!本読み書店員が選ぶ「感動小説」第1位!
自分の余命を知った時、あなたならどうしますか?
死を肯定する医者×生に賭ける医者
対立する二人の医者と患者の最後の日々――
衝撃と感動の医療ドラマ!

あなたの余命は半年です――ある病院で、医者・桐子は患者にそう告げた。死神と呼ばれる彼は、「死」を受け入れ、残りの日々を大切に生きる道もあると説く。だが、副院長・福原は奇跡を信じ最後まで「生」を諦めない。対立する二人が限られた時間の中で挑む戦いの結末とは? 究極の選択を前に、患者たちは何を決断できるのか? それぞれの生き様を通して描かれる、眩いほどの人生の光。息を呑む衝撃と感動の医療ドラマ誕生!
【文庫書き下ろし】

<全国の書店員様からのおすすめコメント>

とてもとても重い作品で、死ぬ事について何度も何度も考えさせられました。その中で最後の最後に一粒だけ用意されていた小さな希望に私は自然に涙を流していました。
(TSUTAYA 三軒茶屋店 栗俣様)

「あなたは大切な人の余命を知った時、どうしますか?」対立する2人の医者を通して命の重さを考えさせられました。
(紀伊國屋書店 新宿本店 宮本様)

医者達が織りなす「生」についての物語は考えさせられる部分が多く、ラストは涙が止まりませんでした。
(オリオン書房 ノルテ店 澤村様)

著者の集大成的なこの作品は涙がこぼれる場面が多々ありますので通勤・通学中に読まれる場合はご注意ください。
(福岡金文堂 姪浜南店 林田様)

医師達の「本気」が文字から浮かびあがってくるようでした。彼らは本当に、強い。人間賛歌とはこのような作品のことを指すのではないでしょうか。
(宮脇書店 本店 藤村様)

死の恐怖が安らぎと受容に変わったとき、本当に生きる意味とは何なのか、迷いながらも最後まで戦い抜いた患者、医師達に涙があふれました。
(伊吉書院 類家店 上道様)

「死」を透かして見えてくる「生きる」ことの真の意味。死が怖れから安らぎに変わる瞬間をあなたは知るでしょう。
(東郷倶楽部 代表 医師 東郷清児)

レビュー

星:40

2017-11-10

恋愛ものっぽい表紙ですが、尊厳死を題材にした話でした。延命治療をするか、しないか。命の対価にどこまでなら差し出せるのか。ただ苦しいだけの余命を伸ばすことに意味はあるのか。2話目は大学生の女の子がALSになる話で、読むのが辛かったです。

星:40

2017-11-02

末期患者がいかに死に向き合うか,また医者とはどうあるべきかを考えさせられる物語3編.いろんなタイプの違う医者がいて死に臨むありようも色々なのは当たり前だが,自分の身に置き換えると悩んで答えが出ないと思う.その葛藤の中での一つの答えを提示して,とても潔い,美しいといってもいい最期だった.

星:50

2017-10-15

福原雅和(ふくはらまさかず)武蔵野七十字病院副院長にして、優秀な外科医。
患者の命を救うことに執念を燃やし、どんな難病にも最後の最後まで戦うことをあきらめない。
ただ、戦い続けるのは患者でもある。
一番苦しいのは患者だ。
疲れた、もういい、もう降りたい、もう十分に戦った…
そう思うこともあるだろう。
だが、福原はそれを許そうとしないのだ。

そんな患者が助けを求める、桐子修司(きりこしゅうじ)
闘病に疲れきった患者、治る見込みのない患者に、「あなたは死を選ぶ権利がある」とアドバイスする。
それは「死神」のささやき…と、福原をはじめとする医師たちには嫌われている。

福原、桐子と大学医学部で同期だった、音山晴夫(おとやまはるお)両極端ともいえる信念を貫き通す二人に比べ、自分は何と流されていることかと思う。
医療に対する情熱を失ってしまったのではないかと内省するが…
ある日、難病の大学生が紹介状を持って彼の元を訪れる。
彼女は、福原、桐子、音山の後輩に当たる医学生だった。


第一章 とある会社員の死
身重の妻を持つ会社員。

第二章 とある大学生の死
希望の大学に合格して、前途に夢を抱く医大生。

第三章 とある医者の死
医者が癌になって。
一緒に歩んできた友が死病になって。
患者側の人間になって変わることがある。


患者たちは大きな決断を迫られる。
迷う。
福原、桐子という、いわば「天使」と「死神」の間で迷う。
天使でも悪魔でもない音山は「人間」?「司祭」?
もちろん、3人とも医師なのだ。
患者を救いたい気持ちに変わりはない。
3人の友情の物語でもある。