しまなみ誰そ彼(2)

星:40(39)

価格:630円(税抜)

配信形式:ストリーミング, ダウンロード

自らがゲイであることを告白したたすくと、
彼の思いを受けとめた「談話室」に集う人々――
そのメンバーの一人の美空秋治は、「談話室」の
中でだけ女装をしている小学生男子。
自分はどうなりたいのか、なぜ女装をしたいのか
・・・何もわからないという美空を、
年上の友人として導こうと決意したたすくは、
尾道の花火大会へ女装した美空と一緒に行くことを
提案したが・・・・・・?
               
尾道を舞台に鎌谷悠希が描く
性と生と青春の物語、第2集。

レビュー

星:50

2017-01-13

二巻になって更に深いとこ突いてきた感じ。キュンキュンするけど痛い。思春期のキラキラや若さゆえの残酷さ、これは決してBLではない、LGBTという全く違う切り口でリアルを描いた傑作。美空の何者なのか分からないという葛藤とか、その美空の気持ちを誰よりも分かっていたつもりになっていたタスクとの感情のぶつけ合い、心ないストレートな言葉が胸に刺さる。椿にも闇がありそうだし、それでも椿を思うタスクと何とか気持ちが通じ合ってほしいと願わずにはいられない。登場人物皆すべてが愛おしい青春の応援歌。

星:50

2016-12-05

読んで辛くなるのは登場人物の苦悩やその感情表現が美しいから、だけでなく、自分が無意識に抱えていた無知・鈍感・偏見を浮き彫りにさせられるからです。
「たすくかわいそう」に終止せず、人一倍痛みをわかっている(と、幻想する)たすくでさえ他人を傷つけてしまうというのが真摯で残酷で、そんな幻想を抱いていたことに恥じいる。

星:50

2016-10-30

男が男を好き、女が女を好き、女装が好きな男子、そんな性的マイノリティが集う「場」を描いた作品の第2巻。この巻では、彼らの葛藤を正面から取り上げていて迫力のある展開になっている。

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