スティーブ・ジョブズ I

価格:1000円(税抜)

配信形式:ストリーミング, ダウンロード

アップル創設の経緯から、iPhone、iPad誕生秘話、そして引退まで、スティーブ・ジョブズ自身がすべてを明らかに。本人が取材に全面協力したからこそ書けた、唯一無二の記録。伝説のプレゼンテーションから、経営の極意まで。経営者としてのジョブズの思考がたっぷり詰まった内容。ビジネス書、経営書としても他の類似書を圧倒。

レビュー

星:50

2017-09-06

ジョブズの歴史だ。現代に生きたジョブズがAppleを中心に、コンピュータ界に巻き起こした革命的な動きは、現代の史実となるものだ。しかし、偉人に祭上げられたことに個人的には反対だ。本書でも言及されている自己愛性人格障害は、誰もが憧れるものでも、真似できるものでもない。たまたまコンピュータ技術発展の導火線に、ジョブズが火を付けたのではないだろうか。私個人はMacのGUIはとても素晴らしいと思うし、Windowsは嫌いだ。つまりMacが好きなのだが、彼の生き方を全面肯定はしない。

星:30

2017-05-21

 巨大企業IBMに対して、ハッカー精神を貫いているはずのジョブスが、なぜ閉鎖的で管理されたシステムのマッキントッシュをつくったのか、それはIBMがつくりそうなシステムだった(P258参照)


 『アメリカ型成功者の物語―ゴールドラッシュとシリコンバレー 』レビュー「ITで成功するには利用者の数(利用人口)が重要なカギとなる・・・」わけだが、結局のところマックがいくら革新的であっても、利用人数にまさるIBM互換機勢力にマックは勝利することができなかった。その後、ITの流れが解放型から強いては、フリーへと大きく舵をきる。

星:40

2017-05-11

間違いなく21世紀が生んだ偉大なカリスマの一人、スティーブ・ジョブズの伝記。

私はエンジニアではないけど近しい業界で働いているし、いち消費者としてアップルの製品は好きなので、アップルを率いたジョブズという人間のこと、そして会社がどのように変遷していったのかを知ることができて単純に面白かった。
というかうちの会社とも縁があった人なのだなぁ、わが社も色々あるけど歴史のある会社なのだなぁと実感したのが良かったことの1つ。

ジョブズというカリスマの伝記としても確かに面白いのだけど、どの会社も始まるときは小さくて、成長して大きくなったように見えても意思決定がワンマンだったり理不尽だったり、結局は人間の集まりで動いているんだっていうことが良く見えて面白かった。
ジョブズの人生はそのままアップルという会社と深く結びついているから、この自伝を通じていやでも会社の成り立ちというか、会社がどう動いていったのかということがわかる。革命的な成功も多いけれどそれなりに失敗もしているし、そのあたりが冷静に記されていて興味深かった。

ジョブズ自身に目を向けると、病的なまでのこだわりや完璧主義、爆発的なエネルギーがすごいと思う。他人や家族や自分を傷つけたとしても止めない(止められない)意志や自我の強さについては「すごいなぁ」と思えどそれほど共感できるものは無いのだけど、とにかく自己を正当化できてしまうだけの主義があるというのはすごい。彼は彼なりに「カスタマー・セントリック」であり続け、そうである自分を誇りに思っていたはずだ。そういう主義があるのはすばらしいなと思う。

というわけで面白い本でした。
ちなみに訳者は元シングルスケーター→アイスダンサーの東大出身の方。世の中すごい人って一杯いるんだなぁ。
そしてこの本は某アイスダンサーの方に以前お借りして読んだので、そういう意味でも面白かったりして。

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